彼の秘密は、溺愛付き。

集合場所に三原くんはもう来ていて、すぐに私に気づいてくれる。

「平塚さん」

三原くんはカジュアルな服なのにラフすぎず、洒落に着こなしていた。

「三原くんってお洒落だね」

つい私がそう声を漏らしてしまうと、「平塚さんの方がお洒落で可愛いけどね」と返ってくる。

あまりにさらっと言われて驚いたのに、「頑張ってお洒落して良かったー!」と心が叫んでいる。

「髪型もいつもと違うし、カフェで見る服の感じとも違うし。あ、この髪飾り可愛い」

「っ!? ちょっと待って! 何でそんなに気づくの!?」

私がそう言うと、三原くんは何かを隠すように嬉しそうに微笑んだ。





「あれ、言っても良いの? もっと伝えても良くなった?」





「っ!」





甘すぎる。デートの始まりから甘すぎる。