クズ彼氏の甘く危険な呪縛



でも。


金が尽きて、スマホの充電がついに切れた夜。
俺の中で、何かが”終わった”

指が震えて、充電器もうまく差せなかった。
視界がぼやける。なぜか涙が出る。なんで? なんでだよ……。

何度も、何度も電源ボタンを押した。
真っ黒な画面が何も返してこない。

“通知が来ているかもしれない”

その希望すら、もうどこにもない。

こんなことなら、俺から連絡すればよかった。
プライドなんて、投げ捨てて、なんで、おれは……っ。

ヨリ。
ヨリ、ヨリ……!
なんでだよ……俺を、捨てんなよ……なぁ……。