始まりは偽彼氏、でも本気の恋




幼い頃からずっと傷ついてきた。



あの人達は私が小さい頃から仕事人間で、家庭のことなんて顧みない。



いつだって第一優先は仕事で、私のことなんか眼中にない。



だからこそ私は小学校や中学校の事あるごとに親が絡んでくる行事がイベントが嫌いだった。



どうしてそこまで親が絡んでこなきゃいけないのかと。



体育祭も文化祭も合唱コンクールも親が来てくれたことはないし、三者面談ですら来なかった。



どちらもただ“忙しい”とその言葉だけ残して。



小さい頃の私は両親のそんな行動がただ寂しくて、悲しくて、泣いていた。



でもある時いつからか理解した。



この人達にとって私は世間体のために必要だっただけの存在で、愛する対象ではないのだと。



もはや人間ではなく、この人達のためのアクセサリーのようなもの。



きっと生まれた時からあの人達と私は交わっていなかったんだ。