始まりは偽彼氏、でも本気の恋




こんな親とも思えない人達となぜ一緒に暮らしているのか。



それは私達だけの力では生きていけないから。



自分達だけの力で自由に生きていくことができるのならばどれほど良かったことか。



そう願ったとしても私にはそれだけの力がない。



だからこそこんな親とも思えないような人達に与えられるしかないんだ。



それが悲しくて悔しくて苦しくてたまらない。



どうして私はこんなに弱いんだろう。



未だに何も話さない大我を抱きしめる。



この子の未来を将来を守っていくと決めたはずじゃない。



こんなところで狼狽えていてどうする、立ち止まってどうする。



私が勉強しているのは大企業に入って大我に自由に好きな道を選びとってほしいから。



絶対に家のことが原因で不幸な運命を辿ってほしくないから。



もう大我は辛い思いを散々してきているんだ。