執着心がないはずの危険な男は少女を甘く囲い込む。

私の膝の上にいる青年はあの日と同じ光景。




「ねぇ、柊斗。明日も来ても良い?」




もう一度、勇気を出す。

そんな私に柊斗は優しく笑う。





「もう紗都がいないこの場所は考えられない」





私だってそうなの。

だってこの店に魅せられたのは私の方だから。





fin.