執着心がないはずの危険な男は少女を甘く囲い込む。

「紗都。明日もここに来てくれる?」


今までの強さを帯びた言い方じゃない。

どこか弱々しい柊斗の本心。

私はそっと肯定するように柊斗の手を握り返した。






「紗都。もし寝るなら俺より先に起きること」





「え?」





「もし俺の方が先に起きたら寝ている紗都に何するか分からないから」





そう話す柊斗はいつも通りの暴君に戻っていた。