執着心がないはずの危険な男は少女を甘く囲い込む。

「紗都」

「何?」

「紗都、紗都」

「だから何ってば!」

柊斗が私を抱きしめていた腕を離した。

腕を離したのに、柊斗の口から溢れる言葉は独占欲に溢れていた。








「抱きしめ足りないから、明日もここに集合」







雨音が店の外から聞こえる。

まるで外にはもう逃さないとでもいうように。