家に帰ると母が起きていて、私の顔を見てほっとしたような表情を浮かべた。
「お父さんのことは叱っといたから。美桜は自分の好きなようにしなさい」
いつだって母はそう言ってくれた。デザインの仕事がしたいと話した時も、背中を押してくれた。
「心配かけてごめんね」
「いいのよ。それに、心配ぐらいさせてよ。親なんだから」
母の言葉にじわっと目頭が熱くなる。
「美桜はシナリオの先生が好きなんでしょ?」
母の言葉に感動していたら、先生のことを言われて頬が熱くなる。
「な、な」
「全力で追いかけなさい。美桜にはお母さんの血が流れているんだから」
バンッと母に背中を叩かれて倒れそうになった。
母には敵わない。全部お見通しだ。
「うん、全力で追いかけるよ」
振り向いてもらえるかはわからないけど、先生に好きだと言える自分になろうと思った。
「お父さんのことは叱っといたから。美桜は自分の好きなようにしなさい」
いつだって母はそう言ってくれた。デザインの仕事がしたいと話した時も、背中を押してくれた。
「心配かけてごめんね」
「いいのよ。それに、心配ぐらいさせてよ。親なんだから」
母の言葉にじわっと目頭が熱くなる。
「美桜はシナリオの先生が好きなんでしょ?」
母の言葉に感動していたら、先生のことを言われて頬が熱くなる。
「な、な」
「全力で追いかけなさい。美桜にはお母さんの血が流れているんだから」
バンッと母に背中を叩かれて倒れそうになった。
母には敵わない。全部お見通しだ。
「うん、全力で追いかけるよ」
振り向いてもらえるかはわからないけど、先生に好きだと言える自分になろうと思った。



