私は人を救うことが好きだった。

何処の誰かも分からない、名も知らない、赤の他人なのに。

どうして、こんなにも心に響くのだろうか。

あぁ、そっか。私、今まで人を救ってただけで、自分はなにもされていなかった。

きっと、このコメントは私だからこそ響く言葉なのだろう。

今まで、なんでずっと気付かなかったんだろうなぁ。

もしかしたら、私にコメントをくれた人は、とっくに私のことなんか忘れてるかもしれない。

それでも、この言葉で私が救われたことに変わりはなかった。

一瞬でも私のことを思って書いてくれたこの言葉は、大切にしようと思う。

一時しかその人のことを考えていなくたって、その人が楽になれることに変わりはないんだ。

だったら、私は。

私には、まだまだ救う人が居る。

だから、変な罪悪感にのまれてないで、今日も人を救うために言葉をかけるんだ。