ありすに4人で出かける話を持ちかけられたとき、すぐに応じた。
そして、遊園地に行くときの沙菜の服を見て、安堵したんだ。
沙菜は変わらない、そう思った。
それなのに…。
沙菜は木田と二人で長い時間過ごして、そしてあいつを褒めた。
今までに感じたことのない不愉快さを感じた。
思えば、おかしくなったのはあれからかもしれない。
沙菜は、その後オレとありすのことを言っては、妙な遠慮やいらぬ気遣いをするようになった。
そして、最終的に沙菜はオレを拒否した。
ショックだった。
オレにとっては、ありすとの恋人関係より、沙菜との関係の方がずっと大切だったのに。
拒絶されたくない、受け入れてほしい。
そう思ったらキスしていた。
初めてのキスだった。
本当はそのときにわかっていたんだ。
沙菜は女の子だってことを。
中学3年生になって、オレが唐突にモテ出したときも、沙菜は変わらなかった。
急にキャーキャー言われて、わけわかんなくなっているオレの愚痴を良く聞いてくれた。
ずっと変わらず傍にいてくれる沙菜は、オレの安心できる場所だった。
彼女ができても、沙菜は変わらなかった。
ありすと付き合うようになっても、沙菜とは当然そのままでいられると思っていたんだ。
だから、沙菜がオレを拒絶したとき、急に沙菜が変わったんだと思った。
だけど、それは違ったんだな…。
オレはもうずっと前から、沙菜を幼馴染じゃなく、女の子として見ていたんだ。
それを否定したくて、沙菜に自転車をこがせていたんだ。
そうすることで、他の男を威嚇していたんだ。
沙菜にキスしたのは、ただムカついたからじゃない。
沙菜のことを好きだからだ。
オレは、沙菜が好きなんだ…。
そして、遊園地に行くときの沙菜の服を見て、安堵したんだ。
沙菜は変わらない、そう思った。
それなのに…。
沙菜は木田と二人で長い時間過ごして、そしてあいつを褒めた。
今までに感じたことのない不愉快さを感じた。
思えば、おかしくなったのはあれからかもしれない。
沙菜は、その後オレとありすのことを言っては、妙な遠慮やいらぬ気遣いをするようになった。
そして、最終的に沙菜はオレを拒否した。
ショックだった。
オレにとっては、ありすとの恋人関係より、沙菜との関係の方がずっと大切だったのに。
拒絶されたくない、受け入れてほしい。
そう思ったらキスしていた。
初めてのキスだった。
本当はそのときにわかっていたんだ。
沙菜は女の子だってことを。
中学3年生になって、オレが唐突にモテ出したときも、沙菜は変わらなかった。
急にキャーキャー言われて、わけわかんなくなっているオレの愚痴を良く聞いてくれた。
ずっと変わらず傍にいてくれる沙菜は、オレの安心できる場所だった。
彼女ができても、沙菜は変わらなかった。
ありすと付き合うようになっても、沙菜とは当然そのままでいられると思っていたんだ。
だから、沙菜がオレを拒絶したとき、急に沙菜が変わったんだと思った。
だけど、それは違ったんだな…。
オレはもうずっと前から、沙菜を幼馴染じゃなく、女の子として見ていたんだ。
それを否定したくて、沙菜に自転車をこがせていたんだ。
そうすることで、他の男を威嚇していたんだ。
沙菜にキスしたのは、ただムカついたからじゃない。
沙菜のことを好きだからだ。
オレは、沙菜が好きなんだ…。



