新学期が始まった。
木田君とよく話すようになった。
部活が忙しいから休日どこかへ行くことはないけど、たまに部活帰りに二人で寄り道することはあった。
蓮のことは、なるべく見ないようにした。
通学するときも、蓮が家を出るのを確認してから玄関を出るようになった。
蓮はうちへ来なくなった。
今までは竜を迎えには来ていたのに、それもしなくなった。
竜は時間が来ると、自主的に帰る。
蓮とはもうずっと口もきいていない。
学校での蓮は相変わらず来る者拒まずだ。
女の子と一緒にいることも多いし、最悪なことに、学校で女の子とキス以上をしていたという目撃談まで耳に入ってきた。
なにやってるのよあいつは!
学校で蓮を見かけると辛くなった。
それなのに、蓮の教室の前を通るとき、ついその姿を確認しようとしてしまう自分にうんざりした。
でも、そういうときは木田君が私を見つけて手を振ってくれ、それが救い。
衣替えになる頃、まだまだ暑いとはいえ空には秋の季節が伺えるようになってきた。
少し爽やかさを感じる真っ青な空の下。
私は蓮を見つけてしまった。
教室の窓から蓮の姿を追いかける。
今は昼休み。どこに行くんだろう。
結局、窓から見えない位置に心は移動してしまった。
もしかして、女の子と待ち合わせしてるのかな…。
その他大勢の中の一人になりたくないと思ったのは自分。
蓮は私にしたように、他の女の子にもキスするんだろうな。
噂が本当なら、もっと先まで。
ズシンと気持ちが落ちる。
木田君とよく話すようになった。
部活が忙しいから休日どこかへ行くことはないけど、たまに部活帰りに二人で寄り道することはあった。
蓮のことは、なるべく見ないようにした。
通学するときも、蓮が家を出るのを確認してから玄関を出るようになった。
蓮はうちへ来なくなった。
今までは竜を迎えには来ていたのに、それもしなくなった。
竜は時間が来ると、自主的に帰る。
蓮とはもうずっと口もきいていない。
学校での蓮は相変わらず来る者拒まずだ。
女の子と一緒にいることも多いし、最悪なことに、学校で女の子とキス以上をしていたという目撃談まで耳に入ってきた。
なにやってるのよあいつは!
学校で蓮を見かけると辛くなった。
それなのに、蓮の教室の前を通るとき、ついその姿を確認しようとしてしまう自分にうんざりした。
でも、そういうときは木田君が私を見つけて手を振ってくれ、それが救い。
衣替えになる頃、まだまだ暑いとはいえ空には秋の季節が伺えるようになってきた。
少し爽やかさを感じる真っ青な空の下。
私は蓮を見つけてしまった。
教室の窓から蓮の姿を追いかける。
今は昼休み。どこに行くんだろう。
結局、窓から見えない位置に心は移動してしまった。
もしかして、女の子と待ち合わせしてるのかな…。
その他大勢の中の一人になりたくないと思ったのは自分。
蓮は私にしたように、他の女の子にもキスするんだろうな。
噂が本当なら、もっと先まで。
ズシンと気持ちが落ちる。



