あれから蓮とは口をきいていない。
救いようのない馬鹿なのか、蓮は最初のころ普通に話しかけてきたけど完全無視した。
自転車にだって、絶対またがらせなかった。
そうやって、学校でも蓮を避けていたら、いつの間にか私がありすちゃんから蓮を略奪したという噂はすっかり落ち着いていた。
それだけは、本当に良かった。
だけど、新たな噂が持ち上がった。
「沙菜、知ってる?今度は蓮君来る者拒まずになったらしいよ」
愛実情報だ。
今は昼休みで、二人で学食に来ている。
「なに、それ」
また訳のわからない噂が飛び出したなぁ…。
「最近蓮君のモテっぷりには磨きがかかってるけど、エッチ誘うと応じてくれるって話だよ」
「まさか。あいつがいくら馬鹿でも、流石にそれはないでしょ」
「それが、本当みたいなんだよね」
ぐぐっと身を乗り出す愛実。
なんだか楽しそう。
「恵理子が誘ったんだって」
コソコソっと耳打ちしてくれた。
「え!?」
「で、バッチリロストバージンしたんだって」
「う、うそだぁ…」
「そう思いたいよね?でも本当みたい。
恵理子本人談だし、他にも誘った子が何人かいるんだって」
なんだろう…。すごいショックだ。
「でもね、来る者拒まずの代わりに、特定の彼女も作らない方針らしいよ」
「ふ~ん…」
あまりのショックに、急に食欲がなくなってきた。
「麻賀さんと別れて、はじけちゃったのかね?沙菜、何か知ってる?」
なんでこんなに重い気持ちになってるんだろう。
救いようのない馬鹿なのか、蓮は最初のころ普通に話しかけてきたけど完全無視した。
自転車にだって、絶対またがらせなかった。
そうやって、学校でも蓮を避けていたら、いつの間にか私がありすちゃんから蓮を略奪したという噂はすっかり落ち着いていた。
それだけは、本当に良かった。
だけど、新たな噂が持ち上がった。
「沙菜、知ってる?今度は蓮君来る者拒まずになったらしいよ」
愛実情報だ。
今は昼休みで、二人で学食に来ている。
「なに、それ」
また訳のわからない噂が飛び出したなぁ…。
「最近蓮君のモテっぷりには磨きがかかってるけど、エッチ誘うと応じてくれるって話だよ」
「まさか。あいつがいくら馬鹿でも、流石にそれはないでしょ」
「それが、本当みたいなんだよね」
ぐぐっと身を乗り出す愛実。
なんだか楽しそう。
「恵理子が誘ったんだって」
コソコソっと耳打ちしてくれた。
「え!?」
「で、バッチリロストバージンしたんだって」
「う、うそだぁ…」
「そう思いたいよね?でも本当みたい。
恵理子本人談だし、他にも誘った子が何人かいるんだって」
なんだろう…。すごいショックだ。
「でもね、来る者拒まずの代わりに、特定の彼女も作らない方針らしいよ」
「ふ~ん…」
あまりのショックに、急に食欲がなくなってきた。
「麻賀さんと別れて、はじけちゃったのかね?沙菜、何か知ってる?」
なんでこんなに重い気持ちになってるんだろう。



