今日1日で、どんだけ噂が広まっているか思い知った。
興味本位の野次馬達が、うちのクラスに来ては私を確認して騒いでいる。
ありすちゃんの友達と思われる女子たちには、あからさまに陰口をたたかれる。
だけど、愛実や部活仲間たち、極一部の親しい友達は、味方になってくれた。
クラスメイトも、好奇の目線を向けつつも、一部を除いて普通に接してくれた。
さすがに、中学時代みたいに皆がシカトするってことはないみたいでホッとした。
そうそう、木田君も心配してわざわざ昼休みに訪ねてきてくれた。
結局遊びに誘われた日は、私の都合が悪くなって断ったんだけど、こうやって学校で仲良くしてくれている。
蓮はというと、何食わぬ顔だ。
ホンット、どういう神経してるんだか。
おまえのせいでこっちは酷い目にあってるんだからね!
明日からは蓮を乗せずに一人で登校しよう。
何を言われてもそうしよう。
絶対そうするぞ!
とにかく、学校で蓮に関わりたくない。
これは決意なんだ。
その決意をLINEで表明することにした。
『噂、聞いたよね?明日から電車で行ってよね。もう絶対乗せないから』
顔文字も使わず心に送信した。
夜になっても蓮からの返信はない。
まぁ既読はついたし、後は明日乗せなければいいだけだよね。
そう思っていたんだけど。
ピンポーン。
夜8時に我が家のチャイムが鳴った。
私はそのとき部屋にいたんだけど、もしかして、と嫌な予感がする。
「沙菜ー、蓮君が来たわよー」
お母さんの声。
予感的中。気分最悪。
「夜分遅くにすみません。すぐ帰りますからお構いなく」
「蓮君礼儀正しくなったわねー」
そんな会話の後、トントンと階段を上る足音が聞こえてきた。
まさか!部屋に来る気!?
様子を見ようとドアを開けると蓮の姿。
興味本位の野次馬達が、うちのクラスに来ては私を確認して騒いでいる。
ありすちゃんの友達と思われる女子たちには、あからさまに陰口をたたかれる。
だけど、愛実や部活仲間たち、極一部の親しい友達は、味方になってくれた。
クラスメイトも、好奇の目線を向けつつも、一部を除いて普通に接してくれた。
さすがに、中学時代みたいに皆がシカトするってことはないみたいでホッとした。
そうそう、木田君も心配してわざわざ昼休みに訪ねてきてくれた。
結局遊びに誘われた日は、私の都合が悪くなって断ったんだけど、こうやって学校で仲良くしてくれている。
蓮はというと、何食わぬ顔だ。
ホンット、どういう神経してるんだか。
おまえのせいでこっちは酷い目にあってるんだからね!
明日からは蓮を乗せずに一人で登校しよう。
何を言われてもそうしよう。
絶対そうするぞ!
とにかく、学校で蓮に関わりたくない。
これは決意なんだ。
その決意をLINEで表明することにした。
『噂、聞いたよね?明日から電車で行ってよね。もう絶対乗せないから』
顔文字も使わず心に送信した。
夜になっても蓮からの返信はない。
まぁ既読はついたし、後は明日乗せなければいいだけだよね。
そう思っていたんだけど。
ピンポーン。
夜8時に我が家のチャイムが鳴った。
私はそのとき部屋にいたんだけど、もしかして、と嫌な予感がする。
「沙菜ー、蓮君が来たわよー」
お母さんの声。
予感的中。気分最悪。
「夜分遅くにすみません。すぐ帰りますからお構いなく」
「蓮君礼儀正しくなったわねー」
そんな会話の後、トントンと階段を上る足音が聞こえてきた。
まさか!部屋に来る気!?
様子を見ようとドアを開けると蓮の姿。



