「なに、おまえ気になんの?」
まじまじと見られてしまった。
何か見透かされそうで、さっと目を逸らす。
「ほら、遊園地のときもすっごいラブラブだったし、どこまで進んだのかな~、なんて思って」
「はぁ?」
顔をしかめる蓮。
聞き方が露骨だったかな?
でも、そこを聞き出さないと、ありすちゃんのお願い事が叶わないし。
「キスとか、もうした?」
「だったら、なんだよ」
あれ?この言い方って、したってこと?
でも、お願いされたのは昨日だし。
「したの?」
「してねーよ」
じゃあ、さっきの言いっぷりはなんだ?
「どうして?」
「どうしてって、なんだよ」
「付き合ってる彼がキスもしてくれなかったら、彼女は不安だと思うよ」
心無い事を言ったから、棒読みみたいになっちゃったかな。
私は付き合って1ヶ月ちょいでキスがないって悩んでるありすちゃんの方に違和感あるくらいだから…。
「沙菜、おまえ何が言いてーの?」
「え?」
やっぱり不自然過ぎたか。
でも、ありすちゃんから聞いてと頼まれたことなど、言えるはずがない。
「話ってそんなこと?」
「ん~、ありすちゃんがちょっと不安そうだったなって思って」
「何を根拠に?」
根拠もなにも、本人から言われたんだから仕方ない。
「オレたち仲良くやってるけど?」
「でもさ、相変わらず休みの日はバイトだし、ありすちゃん寂しいと思ってるんじゃないかなぁ」
「はぁ?オレがバイト入れる理由、沙菜知ってんだろ?」
「うん。そうだけど、蓮はありすちゃんにその理由教えてあるの?」
うっと言い淀む蓮。
まじまじと見られてしまった。
何か見透かされそうで、さっと目を逸らす。
「ほら、遊園地のときもすっごいラブラブだったし、どこまで進んだのかな~、なんて思って」
「はぁ?」
顔をしかめる蓮。
聞き方が露骨だったかな?
でも、そこを聞き出さないと、ありすちゃんのお願い事が叶わないし。
「キスとか、もうした?」
「だったら、なんだよ」
あれ?この言い方って、したってこと?
でも、お願いされたのは昨日だし。
「したの?」
「してねーよ」
じゃあ、さっきの言いっぷりはなんだ?
「どうして?」
「どうしてって、なんだよ」
「付き合ってる彼がキスもしてくれなかったら、彼女は不安だと思うよ」
心無い事を言ったから、棒読みみたいになっちゃったかな。
私は付き合って1ヶ月ちょいでキスがないって悩んでるありすちゃんの方に違和感あるくらいだから…。
「沙菜、おまえ何が言いてーの?」
「え?」
やっぱり不自然過ぎたか。
でも、ありすちゃんから聞いてと頼まれたことなど、言えるはずがない。
「話ってそんなこと?」
「ん~、ありすちゃんがちょっと不安そうだったなって思って」
「何を根拠に?」
根拠もなにも、本人から言われたんだから仕方ない。
「オレたち仲良くやってるけど?」
「でもさ、相変わらず休みの日はバイトだし、ありすちゃん寂しいと思ってるんじゃないかなぁ」
「はぁ?オレがバイト入れる理由、沙菜知ってんだろ?」
「うん。そうだけど、蓮はありすちゃんにその理由教えてあるの?」
うっと言い淀む蓮。



