「それが、告白した人から宣戦布告されたの」
「あらま」
「それで、蓮を問い詰めたら、他にもいたことが判明したの」
ありすちゃんは泣きそうな顔してる。
私は慌ててフォローした。
「でも、断ったんでしょう?ありすちゃんいるから」
「そうだけど、でも、不安で不安で」
ありすちゃんは顔を覆った。
う~ん、困った。
なぜそれを私に言うかな。
一緒に遊園地行った仲だけど、日頃クラスも違うし仲良い友達はたくさんいるだろうに。
やっぱり、私が蓮のお隣さんで幼馴染だからなんだろう。
そういうの、本当に困るんだよね…。
私は蓮の攻略本じゃないし、何でも知ってるわけじゃない。
「ごめんね、こんなこと相談して…」
困り果てて私が言葉を捜していると、ありすちゃんは顔を上げた。
「何が不安なの?相変わらず北河君はありすちゃんに夢中だと思うんだけど」
とりあえず率直な感想を伝えてみる。
「そうかな?」
「うん」
「そんなことない!」
ありすちゃんは強く否定した。
驚いて呆然としてしまう私。
「だって、付き合ってもう1ヶ月以上経つのに、相変わらず休みの日はバイトだし、それに」
ありすちゃんは、そこで言葉を飲み込んでしまった。
ああ、これって愚痴聞くだけで終わるのかなぁ。
今までにない、ありすちゃんの切羽詰った様子に、何となく嫌な予感がした。
「それに、キスもしてくれないんだから」
「はぁ?」
思わずマヌケな声が出てしまった。
キスだぁ?
そういうのがないだけで不安になるものなの?
っつーか、付き合ったら即キスするものなの?
あまりの発言に、私の思考回路はついていけない。
「酷い…!沙菜ちゃん、今私を馬鹿にしたでしょう?」
「まさか!」
「沙菜ちゃんって、いつも何だか上から目線よね。
蓮と幼馴染だからって優越感を持ってるんでしょう?」
げげ。
ありすちゃん、性格も最高だと思っていたのに。
結局このパターンになってしまうの?
「あらま」
「それで、蓮を問い詰めたら、他にもいたことが判明したの」
ありすちゃんは泣きそうな顔してる。
私は慌ててフォローした。
「でも、断ったんでしょう?ありすちゃんいるから」
「そうだけど、でも、不安で不安で」
ありすちゃんは顔を覆った。
う~ん、困った。
なぜそれを私に言うかな。
一緒に遊園地行った仲だけど、日頃クラスも違うし仲良い友達はたくさんいるだろうに。
やっぱり、私が蓮のお隣さんで幼馴染だからなんだろう。
そういうの、本当に困るんだよね…。
私は蓮の攻略本じゃないし、何でも知ってるわけじゃない。
「ごめんね、こんなこと相談して…」
困り果てて私が言葉を捜していると、ありすちゃんは顔を上げた。
「何が不安なの?相変わらず北河君はありすちゃんに夢中だと思うんだけど」
とりあえず率直な感想を伝えてみる。
「そうかな?」
「うん」
「そんなことない!」
ありすちゃんは強く否定した。
驚いて呆然としてしまう私。
「だって、付き合ってもう1ヶ月以上経つのに、相変わらず休みの日はバイトだし、それに」
ありすちゃんは、そこで言葉を飲み込んでしまった。
ああ、これって愚痴聞くだけで終わるのかなぁ。
今までにない、ありすちゃんの切羽詰った様子に、何となく嫌な予感がした。
「それに、キスもしてくれないんだから」
「はぁ?」
思わずマヌケな声が出てしまった。
キスだぁ?
そういうのがないだけで不安になるものなの?
っつーか、付き合ったら即キスするものなの?
あまりの発言に、私の思考回路はついていけない。
「酷い…!沙菜ちゃん、今私を馬鹿にしたでしょう?」
「まさか!」
「沙菜ちゃんって、いつも何だか上から目線よね。
蓮と幼馴染だからって優越感を持ってるんでしょう?」
げげ。
ありすちゃん、性格も最高だと思っていたのに。
結局このパターンになってしまうの?



