「何笑ってんだよ」
「ううん、なんでもない。さ、帰ろう~」
私は自転車に向かった。
「待てよ!マジで付き合わないのか?」
「うん。だって唐突過ぎるし、蓮のことは好きだけど、今すぐはいいや」
「なんだそれ!女って、マジで意味不明!」
「ほら、乗ってくんでしょ」
「沙菜、とりあえずキスさせろ」
キ、キスゥ!?
ギョッとして蓮を見たら、すごい早業で抱き締められた。
「ちょ、ちょっと!」
この展開なに!?
心の準備できてないんだけど!
蓮の胸にすっぽり収まってしまう私。
心臓がバックンバックンしてる。
自分とは何もかもが違う蓮
男の人の蓮。
蓮とこんな風になる日が来るなんて、小さかった頃は考えもしなかった。
蓮の腕の力が少しだけ弱まった。
頬に心の手がそっと寄せられる。
ええっと…。
もうパニックで、蓮の顔を見れずに、ひたすら地面を睨んでいた。
「沙菜」
ドキッ!
な、なによ、その優しい声は。
蓮の手に導かれ、視線が上に向く。
バチっと目が合った瞬間、恥ずかしくて耐えられず目を閉じた。
「……!」
優しく蓮の唇が私に触れる。
今までされたキスとは全く違う、優しく確かめるようなキス。
胸が痛い。苦しい。
こんなキス、ズルイ…。
蓮が好き。
大好き。
それだけしか考えられなくなった。
ごいね。
これが恋の力なのかな。
そして、ようやく蓮の唇が離れた。
「これでも付き合わねーの?」
うう…。
反則だ。
蓮の経験値高すぎる。
でも、負けないぞ。
「付き合わないの!」
そう言って、蓮から離れようとしたのに、逃れることが出来ない。
「放してくれません?」
「なぜに敬語?」
「意味はないけど」
「イヤだね」
ギュギュっとされた。
とたんに心拍数が上がる。
「ううん、なんでもない。さ、帰ろう~」
私は自転車に向かった。
「待てよ!マジで付き合わないのか?」
「うん。だって唐突過ぎるし、蓮のことは好きだけど、今すぐはいいや」
「なんだそれ!女って、マジで意味不明!」
「ほら、乗ってくんでしょ」
「沙菜、とりあえずキスさせろ」
キ、キスゥ!?
ギョッとして蓮を見たら、すごい早業で抱き締められた。
「ちょ、ちょっと!」
この展開なに!?
心の準備できてないんだけど!
蓮の胸にすっぽり収まってしまう私。
心臓がバックンバックンしてる。
自分とは何もかもが違う蓮
男の人の蓮。
蓮とこんな風になる日が来るなんて、小さかった頃は考えもしなかった。
蓮の腕の力が少しだけ弱まった。
頬に心の手がそっと寄せられる。
ええっと…。
もうパニックで、蓮の顔を見れずに、ひたすら地面を睨んでいた。
「沙菜」
ドキッ!
な、なによ、その優しい声は。
蓮の手に導かれ、視線が上に向く。
バチっと目が合った瞬間、恥ずかしくて耐えられず目を閉じた。
「……!」
優しく蓮の唇が私に触れる。
今までされたキスとは全く違う、優しく確かめるようなキス。
胸が痛い。苦しい。
こんなキス、ズルイ…。
蓮が好き。
大好き。
それだけしか考えられなくなった。
ごいね。
これが恋の力なのかな。
そして、ようやく蓮の唇が離れた。
「これでも付き合わねーの?」
うう…。
反則だ。
蓮の経験値高すぎる。
でも、負けないぞ。
「付き合わないの!」
そう言って、蓮から離れようとしたのに、逃れることが出来ない。
「放してくれません?」
「なぜに敬語?」
「意味はないけど」
「イヤだね」
ギュギュっとされた。
とたんに心拍数が上がる。



