幼馴染に彼女ができたけどなんで私が嫉妬されてるの?

「ご、ごめんなさいっ!」

「ううん、ありがとう。沙菜。
俺がスッと引けばいいのに、自分を納得させるために言わせてゴメン」

「ううん!全然いいの。私が悪いの!
木田君が謝る理由なんて、本当に1つもないんだから!」

「木田君、かぁ…」

あ…、無意識に呼び方が戻ってた…。
ごめんなさい…。でも、やっぱり木田君って呼ぶ方がしっくりくる。
私の気持ちは蓮にしかないんだ。

「あのさ、このプレゼントなんだけど、せっかくだから貰ってくれないかな?」

重い空気を振り払うように、木田君は明るく言った。

「でも」

こんなに酷いことした私が受け取るわけにはいかないよ。

「記念に」

私の言葉を遮るように、木田君はプレゼントを差し出してきた。
迷う私。

「受け取ってほしい。友達として」

「…いいの…?」

もしかして、断る方が酷いことなのかな…。

「気に入ってくれるかどうかわからないけど。はい」

「うん…。わかった。ありがとう」

受け取ってはみたけど、どんな表情をしていいかわからない。

「開けてみて」

「うん…」

可愛いラッピングを開けると…。

「か、可愛いっ!なにこれ。にゃんこ~!」

「どう…かな?センス微妙?」

「センス最高!」

かわいすぎる!!!ネコ大好き!

「ここにメモとか挿すんだってさ」

「あ、本当だ。かわいい~!和む~!」

「良かった」

ホッとしたような木田君。
本当に、どこまでもいい人。

「私、ネコ好きだって言ってたっけ?」

「あえては言ってなかったけど、態度でモロわかりだからね」

「そっか。うん。ネコ一番好きなの」

「使ってもらえそうかな?」

「もちろん!」

「良かった…。あと、ちゃんと友達に戻れるかな…」

「そんなの…、木田君が私を許してくれるなら、なんでもする」

「許すも何も、今までありがとう。これからもよろしく」

「うん…。うん。ありがとう・・・木田君」

そうして、私と木田君は友達に戻ったんだ。