Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―

 私が外を賭けて勝負したのは4年前だから、もう再挑戦する権利はあるけど…。




「勝負に勝てる自信がないよ~。私、賭けに弱いし…」


「それでも、そのVのライブに行きたいなら がんばるしかないんじゃん?あたしはどっちでもいいけどさ」


「うぅ…そうだよね」




 (はく)ツキくんに会いに行くには、外を賭けて勝負するしかない…。

 帝さんに外出許可をもらえるお願いのしかたもわからないし、ライブに行くためには、やるしかないんだよね…。




「茜…私、がんばるっ」


「そ。まぁ、がんばれば?」


「うん。博ツキくんの強運をちょっと分けてもらえますように~…!」




 すりすりと手を合わせて念じると、茜に「目閉じてたら転ぶよ」とツッコまれた。




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 日中は高校生の私も、夜になればGold Nightのディーラーになる。




「「おぉっ」」