Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―



「気にすんなって~。國家の全面的支援(しえん)がある黒街(くろまち)生活は、快適(かいてき)も快適だぜ~?」


「國家の全面的支援…」




 たとえばどんなことがあるんだろう、と考えてみて、ひとつ思いついたことを口にしてみた。




「テストで、もし赤点を取っちゃっても、許してもらえたり…?」


「っははは!」




 急に、廉さんがとなりで大爆笑し始めて、びくっとする。

 え、私、そんなにおもしろいこと言った…??




「高校に通わなくても卒業できる」


「え。そ、そうなんですか」




 笑い続けている廉さんの反対どなりで、帝さんがそんなことを教えてくれて、さすが國家、と感嘆(かんたん)した。




「あ~、腹いて~。はははっ、テストで赤点、ははははっ!」


「れ、廉さん…そんなに笑わなくても」


「だってゆいちゃん、はははっ!かわいすぎだろ~、っははは!」