お兄ちゃんと帝さんと、楽しい週末を過ごした翌週。
水曜日の今日は、青空が見える屋上で、茜と晴琉くんと3人でお弁当を食べている。
相談に乗ってくれたお礼として、それぞれに飲み物をおごった流れで、せっかくなら一緒にお昼を、ということになったんだ。
「それにしても、黒街から出られるのに黒街に い続けるなんて…ほんと、結花って変わってんね」
「んぇ?」
「おもしろい女の子だからこそ、支配人の心も射止めたんだろうね」
なんだろう、これってほめられてるのかな。
使用人さんに用意してもらったお弁当のおかずをもぐもぐと食べながら、私は左にいる茜と、右にいる晴琉くんを交互に見た。
「そうそう、それ。結花がうっかりこぼしたけど、帝さまの予言っての、あたしが知ってよかったの?國家の人に消されない?」



