Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―



「わ、私を、帝さんの彼女にしてくださいっ…帝さんの、特別に…唯一の女の子に、なりたいですっ」




 分不相応で、わがままな願いを口にすると、帝さんは笑った。

 さ、さっきも見た、けど…っ、み、み、帝さんが、笑ってる~…っ!!




「結花は本当に、想像もしないことを言う。…最初から、結花は特別な存在だ。――俺と付き合ってくれるか」




 私のほおをなでて、帝さんは私の願いをかなえるように、告白してくれる。

 今にも破裂(はれつ)しそうな心臓に、今だけは絶対破裂しないでと願いながら、私は口を開いた。




「は、はいっ!帝さんっ、好きです、大好きですっ…!」


「俺も、…愛してる」




 帝さんはほほえんで、私にキスをする。

 体が熱くて、うれしすぎるあまり泣きそうで、私は帝さんに ぎゅっと抱きついた。

 帝さんと、想いが通じた。両想いに、なれた…っ。