Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―



 (みかど)さんの死の原因が、帝さん自身…って?

 どういうこと、と目を丸くすると、帝さんは伏し目気味に説明を続ける。




(うらな)い師は、俺が退屈な人生にあきて、21になる日に自分の手で命を絶つだろう、と言った」


「…えっ」




 そ、それってつまり…帝さんは21歳の誕生日(たんじょうび)に、じ、自殺しちゃうってこと!?

 な、な、な…っ!




「その運命を変えるのは…俺が21のとき、17歳の、ほおにほくろがある“結花(ゆいか)”という名前の女らしい」


「わ、私…?」




 ほくろがある左のほおに触れながら、ぽかんとして帝さんを見つめた。

 私が、自殺しちゃう帝さんの運命を変えるって…どうやって…?




「俺が、結花を愛せば」




 帝さんは視線を上げて、まっすぐに私を見つめる。




「この退屈が、消えるそうだ」


「み、帝さんが、私を愛せば…?」