Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―



「なにが聞きたい?」


「えぇと…予言って、もしかしてまだ、終わってないんですか…?」


「…どうして終わったと思う?」




 逆に尋ねられてしまって、ぱちぱちとまばたきをする。




「その…私が(どく)を受けてたおれちゃったあの日、帝さんをかばったから、帝さんの命を救えたのかなって…」




 帝さんを見つめておずおずと私の考えを説明すると、帝さんは目を閉じた。

 それから、ふぅと息を吐いて、しずかに私を見つめる。




「“予言”された俺の死の原因は、――俺自身だ」


「…え?」