「それから、これから一波乱(ひとはらん)があるけど、それは“あるべき形におさまるための最後の試練”だって。もしかして…」 一波乱って、文化祭のときのことかなぁってなんとなく思ってたけど、今のことだったりするのかな? 晴琉くんを見ると、ぱっちりとしたその目はすこし伏せられて、床を見つめている。 「そっか…うん、だったら、結花さんはやりたいようにやるのが一番いいよ。自分の心にしたがって、ね」 視線を上げた晴琉くんは、私と目を合わせてほほえみ、そう言った。