Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―



 ちらりととなりを見ると、帝さんはまたバンカーに、今度は5枚のチップを賭けていた。

 今回も負けちゃうかもしれないのに、5枚…!?

 今の手持ちは12枚とは言え、帝さん、(だい)たん…!


 うぅ、私、私はどうしよう…さっきプレイヤーが勝ったから、プレイヤーに賭けてみる…?

 チップは残り8枚…ま、負けたときがこわいから、賭けるのは2枚にしておこう…。




「No more, bet」




 4回目の勝負では、プレイヤーにくばられたカードは10と8、バンカーにくばられたカードは4と7。

 プレイヤーの点数が8だから、どちらにも追加はなし。




「ぷ…プレイヤーが8点、ば、バンカーが1点、で…プレイヤーの勝利、です…っ」