プレイヤーにくばられた今回のカードは、3とQで、3点。

 一方、バンカーにくばられたのはKと7で、7点だった。

 一部例外もあるのだけど、両者の下一桁の点数が7以下の場合に、基本、どちらかが追加の一枚を引くことになる。


 今回はプレイヤーが3点で、バンカーが7点のときのルールにしたがって、ディーラーの先輩がプレイヤーに1枚カードを追加した。

 プレイヤーの3枚目のカードはQ。絵札は0点だから、合計は変わらず…。




「プレイヤーが3点、バンカーが7点で、バンカーの勝利となります…勝ったお客さまには、()け金と同額(どうがく)のチップをお渡しします」


「やった…!」




 (みかど)さんにあやかれた~!

 勝ち分として、私はチップを3枚もらい、帝さんは2枚のチップをもらった。

 私はこれで11枚になったけど、帝さんはあっというまに16枚。