Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―



「ここではミニバカラにブラックジャック、大小(だいしょう)にウィール・オブ・フォーチュンがあそべるんです。かせいだチップに応じて景品がもらえるそうですよ」


「…そうか」




 帝さんはちらりと、カーテンを閉め切りつつ、きらびやかに かざりつけられた教室のなかを見回す。

 文化祭の出し物としては、けっこう再現クオリティが高いと思うから、帝さんも感心してくれる…かな?




「ど…どのゲームが、ご希望でしょうか…?」




 フリーズが解けたらしい、このクラスのリーダー的先輩がぎこちなく愛想笑いを浮かべて、帝さんに尋ねた。

 帝さんは4つあるブースを見て、空いてるイスがあるミニバカラのテーブルを指名する。