Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―

「そうか」


「あ、ミニカジノもあるんです!晴琉くんと私でいろいろ教えたりしたんですよ。行ってみますか?」


「あぁ」




 無事、帝さんの同意が得られたので、私は笑顔で帝さんを上の階に案内した。

 行く先々で人々が言葉を失って固まるなか、何度か(かよ)った先輩たちの教室へたどり着くと、ミニカジノは にぎわっているようすだった。




「いらっしゃいま…」


「こんにちは、あそびに来ました」


「あ、結花ちゃ…」




 入り口に立っていた先輩も、私の声を聞いて振り返った先輩も、教室のなかにいるお客さんたちも、帝さんを見るなりぴたっと固まる。

 あはは、と苦笑いしつつ、私は帝さんを見て、先輩たちから聞いていたミニカジノの説明をした。