Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―



「こ、こんにちは、廉さん、帝さん。助けてくれてありがとうございます。あの、どうされたんですか??」




 ひとまずあいさつと、さっきのことへのお礼を言ってから、帝さんと廉さんを交互(こうご)に見る。

 2人一緒に学校へ来るなんて、もしかして私に用があって?

 え、なんだろ、仕事のことかな、それとも家のことかな、まさかここで“家から出て行け”って言われたりする!?


 (うらな)い師さんは大丈夫って言ってくれたけど…!と、ありえない事態にそうぐうして、どんどん想像がふくらんでいく私を見つめて、帝さんは言った。




「文化祭だろ」


「…へ?」




 文化祭?

 え、文化祭だから、来てくれたの??

 帝さんと、廉さんが?うちの学校までわざわざ?