Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―



 うながされるまま、(うらな)い師さんの向かいに座って、どうやって話せばいいかな、と考えた。

 予言を解消したから、(みかど)さんの家から追い出されるかもしれなくて、とは言えないし。




「あなたが今なやんでいることや、知りたいことは なに?」


「うぅんと…私、とある人のお家に住まわせてもらってるんですけど、もしかしたら今後、その人の家から追い出されたりするかもしれなくて…」


「あら、大変ね。これから住む場所にこまるかもしれない、と思ってなやんでいるのね?」


「はい…それと、今週の土曜日に行きたいところがあって、そこにもちゃんと行けるのかなぁって」


「そう、土曜日に行きたいと思っているところがあるのね。わかったわ」