Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―

――青波(あおなみ)結花(ゆいか)視点――


 家に“刺客(しかく)”が現れて、私が(どく)でたおれてから、(はや)5日。

 (みかど)さんの言うとおり、目が覚めたときにはすっかり体が楽になっていたんだけど、毒のダメージが残っているとかで、昨日まで仕事も学校も休んでいた。

 今日と明日の文化祭には絶対に行きたかったから、帝さんにOKをもらうべく、ずっとベッドで大人しくしててよかった。




「無理はせず、具合がわるくなったらいつでも言いなさい」


「はい。それじゃあ、失礼します」




 ひさしぶりの登校になったから、先生に心配されて、職員室であいさつと雑談をした帰り。

 委員会の人とか、生徒会の人とかがいそがしそうに通りすぎる1階廊下(ろうか)を歩きながら、私は考えた。