Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―

「あはは、たしかに。結花さんはホール担当?メイド服もかわいいだろうね」


「はい、ホールです。似合うといいなぁって思いながら、衣装(いしょう)づくりを手伝ってますよ」




 ナチュラルにほめてくる晴琉くんに、えへ、と笑いながら答えた。

 そして、その衣装づくりをしながら(あかね)と話していたことについて、はっと思い出す。




「あのぉ、晴琉くん。友だちとドロップハートのことを話してて、(みかど)さんのピンチを助けたり、私が浮気すると思わせたり…」




 がつんとした一押しがあればうまくいくんじゃないか、って言われたことを、晴琉くんに話した。




「この作戦、晴琉くんから見てどう思いますか?」


「うーん…他の男子を使ったかけひきは、タイミングが重要かな。支配人との関係をよく見きわめる必要があると思う」


「帝さんとの関係…」