Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―




「じゃあ続きはまた今度ね」




 私を呼びに来た明るい先輩に代表してお礼を言われ、晴琉くんと一緒に先輩方の教室を出る。




「来てくれてありがとう、結花(ゆいか)さん。手伝ってもらってごめんね」


「いえ、晴琉くん1人でぜんぶ説明するのは大変ですから。ちなみに、晴琉くんのクラスはなにをやるんですか?」




 私を送ってくれるみたいで、一緒に階段のほうへ歩きながら晴琉くんに尋ねると、にこ、とほほえみが返ってきた。




「キャバクラ&ホストクラブ」


「わぁ…さすが3年生ですね」




 3年生の出し物が変わり種なのは毎年こうれいみたいだけど、ミニカジノといい、発想がすごい。

 私は来年、なにをすることになるんだろう…。




「ふふ、結花さんのクラスでは なにをやるの?」


「メイド&執事(しつじ)喫茶(きっさ)です。よくばりセットなところはおなじですね」