教室の中央に寄せてあった つくえに近づいて、周りを先輩方にかこまれながら、晴琉くんとつくえ越しに向かい合った。
大小は3つのサイコロ・ダイスを使って、出目の合計や、出目の組み合わせを予想して賭けるゲーム。
これにもルーレットのテーブルとおなじ、決まったレイアウトがあるんだけど、それは晴琉くんが紙に描き起こしたみたい。
「Place your bet. どうぞ、お好きな場所にチップを置いてください」
「まずはわかりやすいところからいくよ。出目の合計が11以上の“大”に、100円賭ける。これは当たれば賭け金の同額が配当される賭け方」
「うんうん」
3~18までの合計が出る可能性があるなかで、10以下の合計に賭けられるのが“小”、11以上の合計に賭けられるのが“大”。
晴琉くんは5段に分かれたレイアウトのうち、上から2段目の右はしに大きく[大]と書かれた場所へ、チップ代わりの消しゴムを置いた。



