Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―



 振り向くと、明るめの髪色にばっちりメイクをした、華やかな3年生っぽい人が扉の前に立っていた。

 見覚えはない人だけど、なんだろう?

 私は使ったはりをはり山に()してから、衣装をつくえに置いて早足で廊下に向かう。




「私が青波ですが…なんでしょうか?」


「あぁ、よかった。うちのクラス文化祭でミニカジノやるんだけどさ、今まで晴琉(はる)からアドバイスもらってたの」


「は、はあ」




 文化祭で、ミニカジノ…なんというか、すごいなぁ。




「でもゲームの実践(じっせん)とか、進行のしかたとか、教室の内装とか?晴琉が結花って子もいたほうが たよりになるって言うからさ」


「あぁ、なるほど…」


「ちょっとうちのクラス手伝いにきてくれない?」


「わかりました。ちょっと片付けだけしてくるので、すこしだけ待っていただいていてもいいですか?」


「うん」




 先輩にことわりを入れてから、私はいったん席にもどって、使ったものを片付ける。