Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―

「それこそ押したおしてみたりとか、帝さまのピンチを助けたりとか、帝さまがいるのに他の男と浮気するって思わせたりとか」


「押したおすのはないから…っ!」




 まずはそこを却下(きゃっか)しつつ、他の案について考える。

 帝さんのピンチを助ける…か。

 帝さん、ピンチっていうくらい追い詰められたりしなさそうだけど。


 あ、でも今年死んじゃうって予言されてて、私がそれを助けられる存在なんだっけ。

 その予言って、いつ現実になるんだろう…?

 帝さんが死んじゃうかもなんてこと、ずっと起こらないほうがいいんだけど…私、今からなにか準備とかしておいたほうがいいのかな…!?




「あとは他の男の人と浮気する…って、私がそんなことして意味あるの?ただ帝さんに見捨てられそうな気がするけど」