Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―



「それじゃあ、帝さんがお話してくれたみたいに、私も帝さんとお話していいですか?」


「…あぁ」




 帝さんの肯定(こうてい)を聞いて、えんりょなくベッドに近づいた。




「帝さんの好きなこととか、(れん)さんとどうやって友だちになったのかとか、Gold(ゴールド) Night(ナイト)の支配人になった理由とか、いろいろ聞きたいです」


「…」




 思いつくまま口に出すと、帝さんは無言で私を見つめる。

 は、またやってしまった!?と、あわててあやまろうとしたとき、帝さんは視線を天井(てんじょう)に向けて答えた。




「好ききらいは特にない…廉は俺の部下だ。冬木(ふゆき)の人間だから、子どものころから俺に(つか)えていた」


「はあ、部下…」


「Gold Nightの支配人になったのは、当主に命じられたからだ」