ただ強運なだけじゃなくて、理性的に賭けができるところが、惚れぼれするギャンブラーだなぁって。
カジノで はたらいてるからこそ、めったにいる人じゃないって、一目惚れしたのかなぁ。
「あ、でも、それだけじゃなくて…けほっ、ちょっと待ってくださいね」
私はまくらもとに置きっぱなしだったスマホをたぐり寄せて、お気に入りの動画を検索する。
目的の切り抜き動画を見つけると、再生を始めて、帝さんに見せた。
《僕、雨ってけっこう好きなんだよね。ほら、雨が降ったあとってさ、水たまりができるでしょ》
スマホを持ちながら、うんうん、と博ツキくんの声を聞く。
《僕さ、水たまりを踏んで、どこまで水しぶきを飛ばせるかチャレンジするのが好きなんだよね》
《え、みんなやらないの!?あんなに楽しいのに!?博戯家では雨上がりの定番だったよ!?》



