お兄ちゃんは きんちょうした顔で、勝負にいどむために数日間勉強していたゲームの名前を告げ、テーブルについた。
ランダムに くばられたトランプの合計を21に近づけるゲームが、ブラックジャック。
昔からなにかと運がよかったお兄ちゃんは、帝さんが提示したルールで見事に勝ち、黒街から出る権利を得た。
『次は妹の番だ』
『え…ま、待ってください。妹の代わりに、もう一度僕が勝負します』
『代理は認められない。…お前が希望するゲームは?』
『えぇと…あのぉ、一番ルールが かんたんなゲームはなんですか…?』
『…ウィール・オブ・フォーチュンだ。あの円盤をディーラーが回して、円盤の頂点がどのわくで止まるかを予想して賭ける』



