Gold Night ―退屈をもてあました男は予言の乙女を欲する―





「すー…はー…」




 学校が終わり、Gold(ゴールド) Night(ナイト)に出勤してきた私は、制服に着替えて髪を結んだあと、支配人ルームの前までやってきた。

 きんちょうを深呼吸でやわらげてから、コンコンコンと目の前の扉をノックする。




「おつかれさまです、青波(あおなみ)です」


「…入れ」


「失礼します」




 高級感ただよう扉を開けて、今日はデスクのうしろに座っている(みかど)さんを見た。

 デスクの上には数枚の書類が広げられている。

 もう仕事中だったかな…?




「えぇと…おはようございます。出直したほうがいいでしょうか…?」


「いい。…今日はなにをするつもりだ」