不安が、胸の奥でざわめいていた。
けれど、同時に思った。
──これが、
向き合うべきことなのだと。
悠は駅に向かわず、
人気のない公園に寄ると、ベンチに座った。
スマホを開くと、
" F " の投稿画面に指を滑らせる。
【 投稿主 ◇ I.H / TARGET ◇ 一ノ瀬 悠
一ノ瀬 悠は親友を裏切ったことがある。
「一緒に公立高校に行こう」という誘いを受けて
何も言わずに八雲付属へ入学した
Point ◇ 530pt 】
530pt
ーー現金にして、53000円。
自分の秘密を売るのは、
不思議な気持ちだった。
数分後。
「 へえ、悠ってそういうタイプなんだな 」
後ろから声がした。
振り向くと、
先ほど分かれたはずの桐島翔が立っていた。
スマホを片手に、にやりと笑っている。
「 わりとエグい内容書くじゃん。
……でも、そういうの、俺嫌いじゃないよ 」
何も言えなかった。
ただ、心臓が強く打っているのを感じていた。
けれど、同時に思った。
──これが、
向き合うべきことなのだと。
悠は駅に向かわず、
人気のない公園に寄ると、ベンチに座った。
スマホを開くと、
" F " の投稿画面に指を滑らせる。
【 投稿主 ◇ I.H / TARGET ◇ 一ノ瀬 悠
一ノ瀬 悠は親友を裏切ったことがある。
「一緒に公立高校に行こう」という誘いを受けて
何も言わずに八雲付属へ入学した
Point ◇ 530pt 】
530pt
ーー現金にして、53000円。
自分の秘密を売るのは、
不思議な気持ちだった。
数分後。
「 へえ、悠ってそういうタイプなんだな 」
後ろから声がした。
振り向くと、
先ほど分かれたはずの桐島翔が立っていた。
スマホを片手に、にやりと笑っている。
「 わりとエグい内容書くじゃん。
……でも、そういうの、俺嫌いじゃないよ 」
何も言えなかった。
ただ、心臓が強く打っているのを感じていた。

