裏SNS " F " - 友か、秘密か -

数日後の朝。



ホームルームの時間に、
鴨田先生が
少し緊張した面持ちで前に立った。



「 " F " についてお知らせがあります 」



その一言で、空気が変わる。



「 始業式の日にも少し説明した、

虚偽投稿の
証明が可能になりました。

すでにページも追加されています。」



ざわつく教室に、緊張が走った。



「 今後、虚偽と証明された投稿は、
報酬が没収されます。
これは過去の投稿についても同様です 」



「 え、まじ?」と誰かが呟く。
近頃の " F " の投稿は、
分かりきったようなガセネタが目立つ。



「 証明方法はいくつかあります。
証拠の提示、目撃者の証言、矛盾の指摘。
詳細は各自 " F " を確認してください 」



後ろの席で、
舞が「 チャンスじゃん!」と囁く。



その日の放課後。
詩帆にも声をかけ、
3人でファストフード店に集まった。



「 これ、使えるかもと思って 」



詩帆は自分のタブレットを開き、
2つの投稿のスクショを提示する。



「 萌子と桐島くんが付き合ってるかなんて、
桐島くんに聞けば一目瞭然だよ
告白した……って話も、証拠がないし 」



「 でも翔、こういうの協力するかな?」

「 桐島くんには、私がメッセージしてみる。
それをスクショすればいいと思う 」



詩帆は時々、
驚くほどクールで合理的だ。