裏SNS " F " - 友か、秘密か -

数日後。
文化祭の話し合いが始まった教室にて。

黒板には詩帆の字で、
[ テーマ:学校にとって学びになるもの ]
と書かれている。

体育祭の余韻に包まれていた教室は、
新たなモードに切り替わった。



「 学校にとって学びになるものって、
けっこう難易度高くね?」

「 特別選抜クラスへのお題ってとこだろ 」



席替えが行われ、
新たな配置となった教室で

琉生がイスの背にもたれながら呟くと、
玉置 賢斗が苦笑を浮かべた。




「 F組って、特別って思われてるよね 」

「 おもしろいけどさ、プレッシャーだよな 」



藤井 舞、早乙女 俊もそう言葉を漏らし、
ボード前に立つ詩帆がふっと笑った、その時。



「 逆にもう、F組らしく変なことしようぜ 」



左側の前から2番目に座っている
ねぎが声を上げた。



「 変なこと…… 」



詩帆はぽつりと呟く。



4月からの半年間を思い返す。

変、という言葉では
片づけられない時間だった。

人を売って、お金になって、
誰かの手で誰かが暴かれ、誰かが笑い、

それでもこうして、
みんなで体育祭をやって笑い合えた。