カレンダーをめくると、10月。
テストまで、あと2週間を切った。
きっと、変わらず教室は、
結果と序列で満ちていくのだろう。
でも、もう不思議と、
その競争に戻りたいという気がしなかった。
でも、だからこそ――。
理子はやっと、ペンをようになった。
勉強をするときの感覚が
ほんの少しだけ変わってきた。
他人を意識するのではなく、
自分の気持ちで問題を解けるようになった。
昨日より、今日。今日より、明日。
ほんの少しでも進んだ自分に、
少しだけ肯定感を持てる瞬間がある。
ーーそれは、他人に勝つこととは、
全く違う種類の喜びだった。
テストまで、あと2週間を切った。
きっと、変わらず教室は、
結果と序列で満ちていくのだろう。
でも、もう不思議と、
その競争に戻りたいという気がしなかった。
でも、だからこそ――。
理子はやっと、ペンをようになった。
勉強をするときの感覚が
ほんの少しだけ変わってきた。
他人を意識するのではなく、
自分の気持ちで問題を解けるようになった。
昨日より、今日。今日より、明日。
ほんの少しでも進んだ自分に、
少しだけ肯定感を持てる瞬間がある。
ーーそれは、他人に勝つこととは、
全く違う種類の喜びだった。

