「真面目なオレは、やっぱり仕事を先に終わらせることにした」
「え?」
ミトの肩を抱く影。
唐突な行動に、驚いて硬直するミト。
影は構わずキスをしようと顔を近づけた。
「ちょ、ちょっと!」
反射的に両手で影の唇をミトは塞ぐ。
「しない約束でしょ!」
「だから、証拠作りだよ」
「今回も?」
「あったりめーだろ。マニュアルがあるんだよ、マニュアルが」
「キスマークがマニュアルなの!?」
不服を唱えるミト。
全く、夫婦の愛の証を何だと思っているのか。
「平等がわかりやすく目に見えるだろ」
「恥ずかしいから、見える場所は止めてって私が言ったことにしたら?」
ダメもとで食い下がってみる。
「それでいいのか?」
しかし、影は意地悪く笑い飛ばした。
「いいわよ」
「本当か?」
「私はそれで構わないわ」
「それは、見えない場所につけるってことになるが、異論ねーな?」
「見えない場所!?」
「胸とか」
「む、ムリッ!!!」
慌てて両手で自分の胸を守るミト。
「だろ?じゃあ、前回と同じ場所でいいだろ」
そして影は再び顔を近づけた。
「うわわっ!」
仰け反ってひっくりかえるミト。
影は構わず覆い被さる。
「なんでキスしようとするのよ!」
「ああ?キスぐらいしねーと、味気ないじゃねーか」
「いや、いいです!しなくていいです!キスマークだけで充分よ!」
本気で嫌がるミトに、なぜか影は少し凹んだ。
「そういう契約のはずよ!」
「ちっ、わかったよ」
ミトは心を無にして耐えることにした。
「え?」
ミトの肩を抱く影。
唐突な行動に、驚いて硬直するミト。
影は構わずキスをしようと顔を近づけた。
「ちょ、ちょっと!」
反射的に両手で影の唇をミトは塞ぐ。
「しない約束でしょ!」
「だから、証拠作りだよ」
「今回も?」
「あったりめーだろ。マニュアルがあるんだよ、マニュアルが」
「キスマークがマニュアルなの!?」
不服を唱えるミト。
全く、夫婦の愛の証を何だと思っているのか。
「平等がわかりやすく目に見えるだろ」
「恥ずかしいから、見える場所は止めてって私が言ったことにしたら?」
ダメもとで食い下がってみる。
「それでいいのか?」
しかし、影は意地悪く笑い飛ばした。
「いいわよ」
「本当か?」
「私はそれで構わないわ」
「それは、見えない場所につけるってことになるが、異論ねーな?」
「見えない場所!?」
「胸とか」
「む、ムリッ!!!」
慌てて両手で自分の胸を守るミト。
「だろ?じゃあ、前回と同じ場所でいいだろ」
そして影は再び顔を近づけた。
「うわわっ!」
仰け反ってひっくりかえるミト。
影は構わず覆い被さる。
「なんでキスしようとするのよ!」
「ああ?キスぐらいしねーと、味気ないじゃねーか」
「いや、いいです!しなくていいです!キスマークだけで充分よ!」
本気で嫌がるミトに、なぜか影は少し凹んだ。
「そういう契約のはずよ!」
「ちっ、わかったよ」
ミトは心を無にして耐えることにした。



