(それにしても…)
とにかく、広いのである。
ミトが今知っているのは、入浴施設までの道のりくらいのもの。
とりあえず、無目的に歩いて、目に付いた場所に入ってみることにした。
入ってはいけない部屋の場合、後ろから「そちらは入れません」と、エイナの声が飛んできた。
しばらく歩き回って、ようやく全景がわかってくる。
この建物は、2階建てであるということ。
1階が妃達の居住スペースで、2階は使用人や護衛の生活スペースであるということ。
1階にはまだまだ空き部屋が多く、恐らくミトの後にも、また別の国の姫が嫁いでくるのであろうということ。
厨房では、既に昼食の準備が始まっているようだ。
広々とした食堂があり、繊細な彫刻が施された家具が設置されていた。通常はここで食事をするらしい。
非常に稀ではあるが、セルファもここで食べることがあるんだとか。
他にも、応接室、お茶室など、たくさんの部屋があり、歩いているうちに、ミトは無事自分の部屋に戻れるのか不安になってきた。
それでもふらふらと歩いていると、中庭に出た。
綺麗な花々が咲き誇り、木陰にはいくつかのテーブルと椅子がある。
「あ、あの人…」
「あら、こんにちは」
その内の1つに、ティアラが座っていた。
とにかく、広いのである。
ミトが今知っているのは、入浴施設までの道のりくらいのもの。
とりあえず、無目的に歩いて、目に付いた場所に入ってみることにした。
入ってはいけない部屋の場合、後ろから「そちらは入れません」と、エイナの声が飛んできた。
しばらく歩き回って、ようやく全景がわかってくる。
この建物は、2階建てであるということ。
1階が妃達の居住スペースで、2階は使用人や護衛の生活スペースであるということ。
1階にはまだまだ空き部屋が多く、恐らくミトの後にも、また別の国の姫が嫁いでくるのであろうということ。
厨房では、既に昼食の準備が始まっているようだ。
広々とした食堂があり、繊細な彫刻が施された家具が設置されていた。通常はここで食事をするらしい。
非常に稀ではあるが、セルファもここで食べることがあるんだとか。
他にも、応接室、お茶室など、たくさんの部屋があり、歩いているうちに、ミトは無事自分の部屋に戻れるのか不安になってきた。
それでもふらふらと歩いていると、中庭に出た。
綺麗な花々が咲き誇り、木陰にはいくつかのテーブルと椅子がある。
「あ、あの人…」
「あら、こんにちは」
その内の1つに、ティアラが座っていた。



