大国に嫁いだ小国の姫は国家機密を知り影武者と取引する【完結】

「大丈夫か~?」

セルディオは疑わしい目線を送った。

「一応これも公務だからな。覚えること多いし気を使う仕事だぜ。お気楽な旅じゃねーんだからな」

「わ、わかってるわよ」

ちょっとだけミトは怯む。
それでも行きたい。
圧倒的に行きたい。

「できんのかよ」

「一応私だって王族のはしくれ。出番は少なかったけど、ラミリアにいたときだって、何度もそういう場には出てるわ。頑張る」

ミトは真剣なようだ。

「じゃ、決まりだな」

セルディオは満足そうに笑った。
そして、もう一度ミトに手を伸ばす。
たちまち緊張するミト。
セルディオは構わずミトをもう一度押し倒した。

「うわっ」

慌てるミトにキスをする。
ぎこちなくミトが反応を返してくれた。
セルディオは嬉しくなる。

「そろそろオレのこと好きになったか?」

セルディオはミトを見つめて聞いた。

「そんなの、わかんないっ」

プイっとそっぽを向くミト。
至近距離にセルディオの顔があり、ドキドキしてしまう。

「認めろよ、楽になれるぜ」

「それは自分で決める」

セルディオはミトの首筋にキスをした。

「ん…っ」

「素直になれよ。オレとのセックスにも随分馴染んできただろ。気持ちいいよな?」

「バカ!変態!」

真っ赤になって怒るミトが、セルディオは愛しくてたまらない。
もっといじめたくなった。