さて、ミトである。
トントン。
今夜はセルディオが来る日。
いつもの時間にドアがノックされた。
「お待ちしてましたわ。セルファ様」
「会いたかったですよ。ミト」
毎度お馴染みの挨拶を終えた後、セルディオは部屋に入る。
「今日は街の市場に行ったんだってな」
いつものごとく、セルファの仮面を脱ぎ捨てて、一瞬でセルディオに戻った。
「うん。とっても楽しかった」
聞いて聞いてと言わんばかりに、ニコニコ顔で頷くミト。
「市場で売ってる採れたての野菜を目の前で料理してくれるところがあってね、それがまた最高に美味しかったんだ~」
ミトは喋りながらお茶を入れた。
これもすっかりおなじみだ。
ユフィーリオがセルファに妊娠を打ち明けたあの日、セルディオはミトが自分の存在を知っていることをセルファに打ち明けた。
そして、今までの経緯と自分たちの関係も。
その場にいたセイラムとユフィーリオも、ミトとセルディオの関係を知ることとなる。
もちろん口止めはした。
口止めされなくても、誰かに言える筈がないセイラムとユフィーリオなのだが。
ちなみに、二人の兵士も成り行きで巻き込まれている。
セルファはミトと過ごした夜の違和感の謎が解けて、不可解なミトの反応に納得した。
あのときのミトは処女である。
自分と夜の営みを逃れようとして当然だ。
トントン。
今夜はセルディオが来る日。
いつもの時間にドアがノックされた。
「お待ちしてましたわ。セルファ様」
「会いたかったですよ。ミト」
毎度お馴染みの挨拶を終えた後、セルディオは部屋に入る。
「今日は街の市場に行ったんだってな」
いつものごとく、セルファの仮面を脱ぎ捨てて、一瞬でセルディオに戻った。
「うん。とっても楽しかった」
聞いて聞いてと言わんばかりに、ニコニコ顔で頷くミト。
「市場で売ってる採れたての野菜を目の前で料理してくれるところがあってね、それがまた最高に美味しかったんだ~」
ミトは喋りながらお茶を入れた。
これもすっかりおなじみだ。
ユフィーリオがセルファに妊娠を打ち明けたあの日、セルディオはミトが自分の存在を知っていることをセルファに打ち明けた。
そして、今までの経緯と自分たちの関係も。
その場にいたセイラムとユフィーリオも、ミトとセルディオの関係を知ることとなる。
もちろん口止めはした。
口止めされなくても、誰かに言える筈がないセイラムとユフィーリオなのだが。
ちなみに、二人の兵士も成り行きで巻き込まれている。
セルファはミトと過ごした夜の違和感の謎が解けて、不可解なミトの反応に納得した。
あのときのミトは処女である。
自分と夜の営みを逃れようとして当然だ。



