シルフィは幸せそうなセルファとユフィーリオを遠目から眺めていた。
ユフィーリオのお腹はふっくらと膨らんでいる。
二人の待望の第一子は、すくすくと育っているようだ。
先日、ユフィーリオは無事安定期に入った。
ユフィーリオの重い悪阻も随分と落ち着いた。
ようやくユフィーリオは動けるようになったので、お披露目もかねて久しぶりにセルファと二人で公の場に出たのだ。
今夜は各国の重鎮を招いて晩餐会が開かれている。
シルフィは4ヶ月前を思い出していた。
その日、ユフィーリオが妊娠したという吉報を受けた。
しかし、セルファの処遇にショックを受け、ユフィーリオは精神的ストレスから切迫流産になってしまった。
もちろんシルフィはエイリーナと共にユフィーリオを見舞いに行ったが、医師から面会謝絶と言われてしまった。
それほどまでにユフィーリオの状態は悪く、彼女からセルファを引き剥がそうとするシルフィへの抵抗感も大きかったのだろう。
このような事態にも関わらず、セルディオは宣言通り表に出ようとしない。
セルディオにはセルファを装ってユフィーリオのケアをしてほしいというのに、こちらからも頑なに拒否されてしまった。
そんな中、セルファからシルフィに面会の打診があった。
シルフィは仕方なくそれに応じたのだった。
数日振りに見た我が子は、瞳に強い力を漲らせていた。
取り乱し、我を忘れ、一国の王となることを忘れ、絶望していた男はどこにもいなかった。
セルファはシルフィに頭を下げ、懇願した。
自分が犯した罪を全てを認め、謝罪し、心を入れ替え、日々ローザンのために尽くすから許してほしいと。
そして、最愛のユフィーリオと共に我が子を育てていきたいと。
シルフィはその場では何も言わず、決断を先延ばしにした。
セルファを信じ切れなかったからだ。
シルフィは今までセルファの我の強さと、それでいて繊細で危ういアンバランスさを感じて不安に思っていた。
しかし、その後もセルファは取り乱さず、自暴自棄にもならず、冷静に、そして真摯に頭を下げ続けてきた。
今までセルファに足りなかった謙虚さを感じるシルフィ。
ユフィーリオのお腹はふっくらと膨らんでいる。
二人の待望の第一子は、すくすくと育っているようだ。
先日、ユフィーリオは無事安定期に入った。
ユフィーリオの重い悪阻も随分と落ち着いた。
ようやくユフィーリオは動けるようになったので、お披露目もかねて久しぶりにセルファと二人で公の場に出たのだ。
今夜は各国の重鎮を招いて晩餐会が開かれている。
シルフィは4ヶ月前を思い出していた。
その日、ユフィーリオが妊娠したという吉報を受けた。
しかし、セルファの処遇にショックを受け、ユフィーリオは精神的ストレスから切迫流産になってしまった。
もちろんシルフィはエイリーナと共にユフィーリオを見舞いに行ったが、医師から面会謝絶と言われてしまった。
それほどまでにユフィーリオの状態は悪く、彼女からセルファを引き剥がそうとするシルフィへの抵抗感も大きかったのだろう。
このような事態にも関わらず、セルディオは宣言通り表に出ようとしない。
セルディオにはセルファを装ってユフィーリオのケアをしてほしいというのに、こちらからも頑なに拒否されてしまった。
そんな中、セルファからシルフィに面会の打診があった。
シルフィは仕方なくそれに応じたのだった。
数日振りに見た我が子は、瞳に強い力を漲らせていた。
取り乱し、我を忘れ、一国の王となることを忘れ、絶望していた男はどこにもいなかった。
セルファはシルフィに頭を下げ、懇願した。
自分が犯した罪を全てを認め、謝罪し、心を入れ替え、日々ローザンのために尽くすから許してほしいと。
そして、最愛のユフィーリオと共に我が子を育てていきたいと。
シルフィはその場では何も言わず、決断を先延ばしにした。
セルファを信じ切れなかったからだ。
シルフィは今までセルファの我の強さと、それでいて繊細で危ういアンバランスさを感じて不安に思っていた。
しかし、その後もセルファは取り乱さず、自暴自棄にもならず、冷静に、そして真摯に頭を下げ続けてきた。
今までセルファに足りなかった謙虚さを感じるシルフィ。



