「あのとき、ミトにはセルファとしてではなく、オレという人格を受け入れてほしいと思っている自分に気付いたんだ」
「ん?」
一生懸命影の言葉に耳を傾けているが、やっぱりミトには難しい。
ミトはずっと影をセルファとしてでも影武者としてでもなく「影」という一人の人間として接してきたのに、それは受け入れたことにならないのだろうか。
影は気にせず続けた。
「だからあの後、オレはオレとして、ミトの部屋に行った。そして、セルファに先を超されたくなくて、ミトを求めた。だけど、ミトはオレを拒絶した」
影はあの夜のことを言っているんだろうか?
だとしたら、影の主張は言いがかりだ。
「ちょっと待ってよ。拒絶って、あなたの方から勝手に止めたんじゃない」
「あんなふうに泣かれて、やれるかよ」
「な…!なんて自分勝手な…」
この期に及んで、ミトはまだ影の気持ちに全く気付かない。
今は自分の気持ちの整理で精一杯なのだ。
「だから、今度はセルファとなって、最後までしようと思った。そうすれば、拒絶されたとしてもオレじゃない、そんな我ながらおかしな理屈で、そうしようと決めたんだ。
あんたに嫌われたとしても、それはセルファという人格だと思えば、無理矢理でもできると思った」
「ん?」
影の理屈はミトにとって支離滅裂で矛盾しまくりだ。
「それって変な考え方だと思う。セルファを装っても行動を決めるのはあなた自身じゃない。何が違うの?」
ミトの言うことはもっともだ。
「ん?」
一生懸命影の言葉に耳を傾けているが、やっぱりミトには難しい。
ミトはずっと影をセルファとしてでも影武者としてでもなく「影」という一人の人間として接してきたのに、それは受け入れたことにならないのだろうか。
影は気にせず続けた。
「だからあの後、オレはオレとして、ミトの部屋に行った。そして、セルファに先を超されたくなくて、ミトを求めた。だけど、ミトはオレを拒絶した」
影はあの夜のことを言っているんだろうか?
だとしたら、影の主張は言いがかりだ。
「ちょっと待ってよ。拒絶って、あなたの方から勝手に止めたんじゃない」
「あんなふうに泣かれて、やれるかよ」
「な…!なんて自分勝手な…」
この期に及んで、ミトはまだ影の気持ちに全く気付かない。
今は自分の気持ちの整理で精一杯なのだ。
「だから、今度はセルファとなって、最後までしようと思った。そうすれば、拒絶されたとしてもオレじゃない、そんな我ながらおかしな理屈で、そうしようと決めたんだ。
あんたに嫌われたとしても、それはセルファという人格だと思えば、無理矢理でもできると思った」
「ん?」
影の理屈はミトにとって支離滅裂で矛盾しまくりだ。
「それって変な考え方だと思う。セルファを装っても行動を決めるのはあなた自身じゃない。何が違うの?」
ミトの言うことはもっともだ。



